海賊 夢小説
□リヴァース・マウンテン
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ナミが最初に言った言葉は意外なものだった。
「“偉大なる航路”の入り口は山よ」
『・・・山?』
「そう!まさかとは思ったけど
これを見て」
皆は海図を覗きこんだ。
ルフィはコップを噛みながら聞いている。
「“導きの灯”が差したのは間違いなくここ
“赤い土の大陸”にあるリヴァース・マウンテン」
海図を見る限りでは、運河から山を登るらしい・・・
『山を登る事が・・・本当に出来るの?』
「だって、描いてあんだもん」
「そうだぞ。お前ら、サラちゃんはともかく、ナミさんの言う事に間違えがあるかァ!!」
「そりゃ、バギーから奪った海図だろ!?当てになんのかよ」
「山登んのかー!船で!!おもろーーっ!!“不思議山”か!」
「だいたい何で、わざわざ“入り口”へ向かう必要があるんだ
南へ下ればどっからでも入れるじゃねェのか?」
「それは、違うぞ!お前っ!!」
「そう、ちゃんとわけがあんのよ」
「バカか!お前っ!入り口から入った方が気持ちいいだろうが!!!」
「違うっ!!」
サラは微笑ながら、ルフィ達を見守っていた。
その時、誰かの呼ぶ声がした。