07/20の日記

16:59
ZC
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 絡まる足先。
そこから燃え広がる炎のように、吐息も荒々しい。

 スッと大きなザックスの手が、体を包み込むように動き回る。
ねぇ、アンタはなんでそんなにも優しいの?

 震える俺をあやすように抱き締め、『大丈夫』と声を出さずにおでこのキス一つで、安心を与えてくれる。


 こうして俺はアンタの優しさに溺れていくんだ。


 「ハァ…、ぁっ……」
行為が終わった後でも呼吸は荒かった。
濡れた体が徐々に冷えていくと、突然パサッとタオルケットが体を包んだ。
「冷えただろ?」
「ん…ありがと……」
「なんか飲むか?」
「水がいい。」
「りょーかい。」

 部屋を出ていくザックスの後ろ姿はすごく逞しくて、正直、かっこいい。
俺なんかまだ筋肉なんてなくて、ヒョロヒョロなんて言われても文句さえ言えない。

「ほら、座れるか?」
「だいじょう、ぶ…」
だと思う…。
 寝転んでいたベッドから起き上がる瞬間、ビクッと体の力が抜け、ベッドから落ちそうになる。
「あ、ありがと…」
「わりぃ、ちょっとキツかったな。」
そのまま抱きかかえられ、リビングのソファーに下ろされた。

ほら、やっぱりザックスは優しい。

「今、何時?」
「4時半…もう朝陽が昇る頃だな。」
 カーテンの隙間を見ると、暗闇と明かりがキレイに半分に分かれていた。こんな時間だとは知らなかった。
 いつもなら、風呂上がりにされることが多くて、ザックスも寝ているであろうこんな早朝にされるなんて滅多にない。
どうしたんだろう…。
「クラ、少し寝るか?」
「ううん。起きてる。」
「じゃあ、俺も。」

 段々と昇り始めた太陽にカーテンの隙間から部屋が照らされる。
「キレイ…」
「そうだな。まっ一番キレイなのはクラだけどな?」
「バカ。」

 肩に置かれたザックスの手にグッと力が入る。
今の言葉、軽そうだけど実はかなり本気なんだろうな。ザックスがそういうこと言うときって、突然喋らなくなったりするから。

「ずっと、こうしてたいな。」
「えっ?」
「もっと早くお前と出会えてたら、もっとこうしてたのにな?」
「な、何言ってんの?これからだって、出来るじゃん!」
「へへっそうだよな?わりぃ」

 珍しくザックスがそんなこと言うから、戸惑っちゃったけど、俺だってずっと前から……こうしてたかったよ。

「大丈夫だよ。俺、離れないから!絶対にっ!」
「!?クラ……サンキュー!愛してるぜクラウド!」
 ギュッと強く抱き締められると、胸がはち切れそうになった。

ザックスの強さや優しさは、絶対に俺が守るんだ。


どんなことがあっても。



END

んー、意味不明(x_x;)

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