06/16の日記

22:34
タイトルなし
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時が止まったように、静寂がこの空間を締め付けた。

ピリピリとした、空気が肌を刺すように痛い。

なんでこんなにも、なんでこんなにも、無力なんだ?


シャボンディーの時もそうだ…。
ただ、仲間が消えていくのをジッと見守るかのように、見つめていた。


あの時よりも強い。
この無力さが自分を襲った。


エースの体が、力なく崩れて、温かかった体温も少しずつ温もりを消していって、肌に感じた生気も失われて。


真っ赤に染まる両手が震えた。


体の奥底から、フツフツとなにがなんだかわからない怒りや憤り、無力、悲しみ、自分はなんでこうなんだ、と。


エースのあの笑顔が…遺体に映されて、記憶を遡るかのように映し出されていく。



守りたかったものは、こんなにも儚く、冷たい。

ああ、守りきれなかった。


END

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