あんなことや、こんなこと。
□たまには
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「はいはいはいはいはーいっ!」
「うるさい、Ms,マクレーン。
グリフィンドール5点減t「教授!薬ができたって言ってるんです!」
減点の声をさえぎられ、セブルスはいつも以上に眉間にしわをよせる。
「Ms,マクレーン。
いい加減にその口を閉じたまえ。」
「嫌ですよー。
大体、今日やけに教授の機嫌が悪いんで、からかいがいがあるなーって。」
あのセブルス・スネイプに向かって”からかいがいのある”発言。
グリフィンドールはおろか、スリザリンの生徒も全員彼女を見つめる。
数名は恐ろしさのあまり、物を落している。
「・・・・・グリフィンドール、10点減t「ストーップ。10はないでしょ、10点は。」
「じゃあ20「そういう問題じゃあない!!」
スッパーン!
こざっぱりとした音とともに、ノアの頭の上に教科書を丸めた物が振り下ろされる。
「いったーい!暴力変態ー」
「我輩にそんなに減点をしてほしいのかね?それとも罰則の方がお好みかね?」
セブルスに向かってべーっと思いっきり舌を出す、ノア。
ようやく、地下牢に落ち着きが戻ってきたとおもったら授業が終わりを告げる。
「全員、今回調合した薬の作用と副作用、副作用を抑えるための薬の調合の仕方を羊皮紙2巻き。」
「うえー。量多いって。週末だよー。ちょっとひどくない?」
「Ms,マクレーンは3巻き。それに加えて罰則だ。」
グリフィンドールの生徒全員から、ご愁傷様のまなざしが注がれる。