あんなことや、こんなこと。
□プレゼントfor you
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「卿〜。メリークリスマース!」
「・・・・なんだ、その格好は。」
卿が指差す私の格好こそ、サンタさんである。
「あー、サンタさんのコスプレだよー。」
「いや、そっちではなくそのスカートの丈と胸元だ。」
「え、コレ?ファッション!」
「・・・・・もう少しどうにかならないのか?」
心持、顔を赤らめながらぼそっと言われた。
「だって、このくらい許容範囲でしょーに。」
ミニスカートに、ちょっと胸が大きめに開いたトップス。
私のファッションに対して卿は、恥ずかしがっているみたい。
「へー、意外と卿って恥ずかしがりやさん?」
にやっと笑うと、目をそらされた。
「お前の格好がその貧弱な胸に似合わないからだ。」
「なにっ?!ひひひ・・・・貧弱だとぉぉぉ?!」
「ああ、事実だ。」
今度は卿が私を笑う。
「確かに、デスイーターの女の人はみんなデカいけど・・・コレが標準サイズってもんでしょーが!」
「いや、標準より小さい。あきらかに貧弱だ。」
うっわー。
この人、上から目線で言い切ったよー。
「っじゃなくて!いいもん、ルッシーとかセブセブにたかってくるもん。」
そういって、卿の執務室を飛び出した。