02/10の日記

21:09
恐怖
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職場に行く恐怖はなかなか消えませんでした。

しかしなにより怖かったのは、リーダーと顔を合わせた時でした。

もともと現場のリーダーだった人が今は事務で仕事をしている、それがあのプライドの高いリーダーにとってどれだけ屈辱を与えたのだろうかと考える日々が続きました。

実際施設長、主任、事務の主任等、上部の方々がいる時にでもイライラした様子で、事務所はピリピリしていたそうです。

それを聞くたびにどれだけそのリーダーと顔を合わせるのが怖かったことでしょう。

しかし私はそのリーダーを尊敬していたことも確かです。

だからこそ罪悪感や何故こうなってしまったんだろうという悲しみが消えませんでした。

たくさんいろいろなことを教えていただきました。

叱咤激励もありました。

それは私を思ってのことだと思えたからこそ頑張れて来れましたが、叱咤激励ではなく、ただイライラして怒鳴り散らされているようにしか私は感じられなくなってしまっていたのです。

他の職員からは「また何か言われてたね」「大丈夫?」等心配して声をかけてくれる方もたくさんいましたが、私が怒鳴られている時にはあまりの迫力に誰も何も言うことができなかったのです。

それについて謝られたこともありました。

しかし不思議とここを辞めようという気持ちにはならなかったのです。

同じ境遇で辞めた職員がいたことを知っていたので、同じ事を繰り返させてはいけないという思いもありましたし、ここで終わったらどこへ行っても挫折の連続になってしまうと思っていたからです。

社会に出て1年目。

甘えきった学生気分を取り払わなくてはいけない時だと感じていました。

結局は心療内科に行くことになりましたが、先生には「どこの施設へ就職してもきっと同じことが起こっていただろう。だから今の施設で、今僕のところで受診できてよかったとおもってるよ」と言われました。

確かにそうであっただろうと思いました。

だったら私は私なりに薬の力を借りてでも自分の思いを貫き通したいと思えたのです。

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