短編集
□聖なる夜、星の下にて
1ページ/2ページ
聖なる夜。
今日は、それもちょっと特別な。
そう、今日の夜、
流星群が降るらしいのだ。
校内はもうその噂で持ちきりだった。
ただ、その時間は確実に消灯時間をすぎていて。
見に行くつもり満々なのは、
本当にもの好きな生徒くらいだ。
「うっわぁー!
見たい!すっごい見たい!」
その中の一人に、
グリフィンドールの少女、*****がいた。
「えぇっ、やめときなって!
先生に見つかったら原点どころか
罰則までついてくるよ?」
*****のうきうきした言葉に、
彼女の友達がひっしに止める。
……が、*****の耳には
まったく入っていないようだった。
.