賢者の石
□04 歓迎パーティーと私
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……トントン
"―――…ん……"
トントントン
"んぅ……何……?"
……ドンドン、ドン!
「……うる、さ………………ん?
ノック……?」
「Ms.シンドウ。
……いないのかね?」
「!!」
がばっ!
扉の向こうから聞こえた
聞き覚えのあるバリトンボイスに、
一気に目が覚めたユキは、
あわてて飛び起きた。
「い、今開けます!!」
ユキはばたばたと上着をかぶると、
髪を軽く手で直しながらドアをあける。
そこに立っていたのは、
さきほどのバリトンボイスの主。
眉間に不機嫌そうなしわを貼り付けている、
セブルス・スネイプだった。