流転の謳歌。

□!?
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「そういえば、あきらいつの間にカチューシャなんてつけるようになったの?」

「んー…いつなんだろうな」

「さては彼氏か!?」

「心にもないこと言うんじゃないよ」

「へへっ」

2人の魔法少女が夜の町を歩いていた。何だか今日は瘴気が濃い。すぐにでも魔獣が現れそうだ。

「おっ、お出ましか!!」

「みたいだね」

「行くか」

さやかがそう声を掛ければ2人同時にソウルジェムを構える。青と白。調和しあう二つの色が隣に並んだ。

「行きますか」

あきらが微笑み掛けるとさやかも笑う。白銀に輝く二つの刃が重なった。

友達が居る、叶えたい願いがある。

今、夏目あきらは、確かに幸せだったのだ。


 

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