僕はナルじゃないよ!

□暴れん坊委員長
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最近、校内に変な気配がある。それは生徒のような一般人のものではなくて、恭弥みたいなある程度実力があるもの。だが、恭弥ではまだまだ敵わないほどの強さを感じる。僕も、本気で殺り合っても結果がどう転ぶか分からないほどの実力者な気がする。

その気配は、沢田綱吉に関係しているところに出没することが多い。……あれ、何か心当たりが。


そんなことを考えている僕は、まさに今その気配を探索している。ちなみに放課後。恭弥に無理を言って抜けて来たのだ。

もし僕が思い当たる人物ならば、何故ここにいるのか、そして沢田綱吉とどういう関係があるのかを問詰め、今後に関して釘を刺すつもりだ。




「……」


今まで動いていた気配が、止まった。

しかも、そこは既に生徒がいない教室だ。明らかに誘っている。


僕は目の前の扉を勢いよく開けた。




「ちゃおっス」


足を踏み入れた教室には、やはりあの赤ん坊がいた。

彼は教卓の上に立ち、まっすぐに僕を見据えている。全く、相変わらず赤ん坊らしくない眼をしている。


「……君だよね、最近校内をうろついているのって」

「そうだ。お前は千凪月黎だな」


表情を一切変えない彼は、やはりというか、僕でさえも考えていることを読み取ることは難しい。まぁ、魔法でもある開心術を使ってしまうのも一つの手段だけど。僕は閉心術を心得ているから、例え彼が心を読もうとしても何とかなる。


「そうだけど、君は何者かな」

「オレはリボーン。殺し屋(ヒットマン)だ」


ヒットマン!?

何でそんな物騒な奴が、並盛に……

いや、前に彼はマフィアだと名乗ってはいたか←


「君は、沢田綱吉と関係があるね。彼との間柄は?」

「オレはツナの家庭教師だぞ。ボンゴレのボスから、ツナを十代目に相応しい男にするよう、頼まれてんだ」


何だそれ。
そんなこと僕に話していいのか。





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