08/04の日記

00:04
[篠樹・帆村]いつでも決死の覚悟ですよ。
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[篠樹]
今日は何の話するの?

[帆村]
今日は『死世界』についてだそうです。

[篠樹]
…毎回『死世界』について喋ってるんじゃないの?

[帆村]
確かに死世界に関連した話をしていますが、今回は『死世界』というタイトルについて話すことになります。

[篠樹]
つまり『死世界』とはどういう意味かってことかな。単純に考えるなら、死後の世界とか?

[帆村]
初期段階ではそういう設定だったそうです。中盤以降で教授が死亡し、死世界を目の当たりにする、という展開を予定していたとか。

[篠樹]
そりゃ死ねるものならさっさと死にたいけどさ、主人公死なすとかいい度胸してるよね。

[帆村]
現段階ではシナリオ改変により『死世界』の意味合いは全く別のものとなったそうですが、改めて『死世界』とは何を示す言葉だと思われますか?

[篠樹]
死後の世界ではないとすると、人が抱く絶対的な恐怖の領域かな。死に等しい恐怖を感じた時、世界は死後のそれと同じような禍々しいものに姿を変えるものだと、私は思うよ。

[帆村]
恐怖を感じた人間が目にする世界、ですか。

[篠樹]
人は絶望的になると、今いる世界を地獄に例えるだろう。実際に地獄は存在しないが、恐怖が生み出すその世界こそが『死世界』なんじゃないかな。

[帆村]
なるほど。珍しく真面目にお答えいただきありがとうございます。

[篠樹]
君もよくそんな真面目な口ぶりでさらりと厭味を言うよね。

[帆村]
実際の『死世界』の意味についてですが、作者によるとネタバレ度が高くて発表は難しいそうです。

[篠樹]
だろうねぇ。物語全体を示すテーマだから、そう簡単にはバラせないでしょ。

[帆村]
ですがそれを伏せていては今日のネタがなくなるのではと思い私と作者が協議した結果、作者の決死の覚悟のもとで公表に踏み切ることとなりました。

[篠樹]
君もよくそんな平気な顔で他人の苦労も気にせず淡々と進められるよね。

[帆村]
結論として『死世界』とは『死んだ世界』のことなのだそうです。

[篠樹]
なるほど?世界そのものが死んでいる空間だと。そこにも私が関わってくるのかな?

[帆村]
さすがにそれは核心的すぎます。

[篠樹]
だね。死後の世界ではないから、生きたまま体感できる世界なわけでしょ?そうすると君や兄さん達だって関わる可能性があるわけだ。

[帆村]
確かにそうですが、教授は死ぬと決まったわけではありませんからね?

[篠樹]
えっ、なんで?そこも改変するの?

[帆村]
まぁ、改変するしないについても明言は避けるべきだと思うのですが…。

[篠樹]
なんだかねぇ…こうも本編が進まないとやりにくくて仕方ないな…。

[帆村]
…作者に異義を申し立てに行かれては?

[篠樹]
…そうするしかないかな。

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