腐ったやつ。
□支え†蘭マサ
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どこから聞いたのか、俺が捨て子だってことを知ったいじめグループみたいな奴らが、バケツの水をかけてきた。
『親に捨てられた奴なんかは生きてる意味ない』
『汚い水をかけられた姿がお似合いだ』
と。
(まあ、そうかもね)
いつの間にか深いため息がもれる。
「にしても寒いな……」
冷たい風が吹いて、水を乾かして、体温を奪っていく。
小走りをして、誰もいない空間へ逃げ込んだ。
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