オリジナル

□空色花びら
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「菜花ちゃん、調子はどう?」
「いい感じです。今日は気分いい!」


 真っ白な服をまとった女の人は、口に手をあて少し吹き出した。しばらくしてから細いチューブがいくつか繋がった機械を取り出した。

「血圧計りますね」

菜花は袖をまくり腕を前に出した。



ちょっとした痛みがはしったが、すぐおさまり、トクン…トクンと血が流れる。





「うん、大丈夫だね」
「はい!」


看護婦さんはにっこりと笑う。菜花もそれに答えるように笑った。
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