【極秘リング編】(完)

□気づいた気持ち
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辺りが静かな中
俺はミキを待っていた。

ミキが言った言葉に、ふと俺とリボ-ンのやりとりが頭に浮かんだ。

リボ-ンは俺の家庭教師として突然、家に来てはマフィアのボスになるために俺に色々してきた。

蹴るし、銃で撃つし、やってる事が無茶苦茶で、散々だけど

いつも大切な事を気づかせてくれる時がある。

まったく俺はマフィアになるなんてさらさらない

でも、大切な人を守りたい為に戦ってきた。

数学や英語とは違うし、正しいかなんて俺には解らないけど

守りたい気持ちやそれに対しての覚悟や決意が
答えなのなら

それをリボ-ンがきっと気づかせてくれているんだって
感じた。

俺にミキが勉強を教えるようにリボ-ンが言ったのも
もしかしたらミキの性格や気持ちを察して
そう言ったんだろう


俺は
ミキが来るまでそう考えていた。
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