【極秘リング編】(完)
□うれしい気持ち
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でも、あのツナくんのお友達に触れた時、先に起こる光景が見えたのに、
ツナくんに触れた時見えなかった。
私は自分の手を見る。
『………』
(ふ、ふれっ触れた…!?)
カァッと一気に私の顔は赤くなる。
(どさくさに紛れて何私、触ってんのっ?!ど、どうしよ!!?)
今更ながら、公園でツナくんの手を触っていた事を思い出し、パニクる。
心臓がドキドキして、自分へ落ち着けと言い聞かせる。
(な、なんで?私ドキドキしてんの?!!お、落ち着け!私…!)
私は深呼吸を何回かして、なんとか落ち着く事が出来た。