【極秘リング編】(完)
□4時35分…
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とうとう運命の日が来た。
夕方4時35分…
地震が来る…!!
私達は神社へと集まった。
「ミキが予知した時間までもうすぐだ。ツナ達は救出、良平達は援護と治療だ。わかったな」
「う、うん…!」
「わかりました!」
リボ-ンさんの掛け声で私達は頷く。
運命の日…
さよならする日…
でも最後まで頑張る
みんなの力になるんだって
怖くて震え出す手を握って自分に言い聞かせる。
するとツナくんが
「ミキ…!」
『?』
「昨日ミキが前向きに考えたら、頑張れる気持ちになれるって言っただろ?」
『うん…』
「だから、俺、頑張るよ。きっと氷夜って奴も今日現れると思う。ミキもみんなも俺守るよ…守りたいんだ…!」
『…ツナくん』
「みんなが笑って過ごせる町が俺好きだから…!」
『そうだね…!頑張ろうね!』
最後にはきっと私は居ないかもしれないけど、
笑って過ごせる町になるように頑張ろうね……
ツナくん…。