【極秘リング編】(完)
□打ち明けた気持ち
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『……………』
三日後……
こんな平和な並盛に本当に地震なんてくるのかな…
でも解っていても、私には何にも出来ない…
どうする事も出来ない…
そんな時、
コンコン…
『?』
窓から音が聞こえる近づいて見ると、リボ-ンさんが居た。
『リボ-ンさん…!』
「チャオっす!ミキ」
私は窓を開けて、リボ-ンさんを部屋へと入れた。
『どうしたんですか?』
「ちょっとミキと話したくてな」
『話…?私と?』
「ああ、まぁ俺のガラでもないが、相談相手ってとこか」
『相談相手?』
「それよりまず、ミキお前、未来の何を見た?」
リボ-ンさんはテーブルのとこに座ると私を見てきた。
『私が見たのは、大きな地震でした』
「地震?」
『凄く大きな地震で…町は一気にみんな荒れ果てていきました…』
「かなりでけぇ地震なんだな」
『多分そうだと思います…町の人達の悲鳴が沢山聞こえました。』
「……」
『始めはただ手が触れた時に光景だけ見えたのですが、あの時は頭痛がして、何も触れてないのに頭に光景と人の声が次々と入ってきました…』
「急にエスカレートしたのか」
『………』
今はあの時の頭痛が嘘みたいになくなった。
頭が割れるくらいに、金づちで叩かれたみたいに痛かった…
「その地震がくるのは、いつだか解るか?」
『はい…三日後の夕方4時35分くらいだったと思います…』
「時間がねぇな」
『……』
「リングもまだみつからねぇし、やばいな…」
(リング…前にリボ-ンさんが言っていたエンジェルリングの事だ…)
とふと考えていた時、夢でお父さんとの会話したことを思い出した。