【極秘リング編】(完)

□夢の中での予知
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暗闇の中…

私は一人立っていた。
何も見えない、
聞こえない

(ここは何処だろう…)

すると、大きな揺れが私を襲う

『な、何!!?地震!?』

グラグラと激しく揺れては、段々と静まり、揺れが止まった。

『凄い揺れだった…でもこんな真っ暗じゃ何処に居るのかわからないよ…』

とすぐに

「キャアアッ!!!誰か助けて!」

「建物が崩れるっ?!に、逃げろ!!」


『えっ…?』

目の前が一瞬にして真っ暗だったのが、無惨な姿の町並みへと変わる

頭痛がして見た
あの映像と同じ光景が目の前に広がる。


燃えつづける町並み。
跡形もなく崩れた建物

そして…
沢山の亡くなった人の姿


あの…
見た映像は

大きな地震によっての震災だったんだ…


でもいつ…?
いつ、この地震が来るの?

解らない…

けど、近々、この未来が来るって事だよね…


ハッと私は辺りを見る。

(家族は?ツナくん…ツナくんくん達は無事なの?)

私はとっさに走り出して、無我夢中で、家へと向かった。


無事であって欲しい…
お母さん…!






息を切らして私は家へと着くと玄関の扉を開ける。

バタンッ!!!

『お母さん!!!』

すると眩しい光が私を照らす。

(な、なに?!眩しい…)

目が開けられないくらい眩しかった。

やがて光が止むと、
今度は地震がなかったかのように、また別な光景が見えた。
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