【極秘リング編】(完)
□うれしい気持ち
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チャポッ……
私は家へ帰るとすぐお風呂へと入ることにした。
「…ふぃ〜」
(今日はなんか本当…色々あったなぁ…)
私は今日の出来事を思い返していた。
ついさっきまで、不安でどうしようもなかったのに今は凄く不安が消えたみたいにスッキリしてる。
不思議…
(こんなにも気持ちが楽になるなんて、もしかしてツナくんのおかげなのかな…)
ツナくん…
今朝突然会った男の子…
優しい感じの人だった。
不安で押し潰されそうな私の話を真剣に聞いてくれて、
「ミキはミキだ!ミキは一人しかいないんだ…!」
って今日会ったばかりの私に元気づけるかのように言ってくれた。
うれしかった…
私は私なんだって事を誰かに言って欲しかったのかもしれない。