【極秘リング編】(完)
□予知の覚醒
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「じゃあね!ミキ!」
『また、明日!』
学校も終わり私は校門の所で友達と別れ、学校を後にした。
(そういや、お母さんに買い物頼まれてたんだっけ。買って行かなくちゃ)
私は並盛商店街へ行き、お母さんに頼まれた物を買いに行った。
(みかん…りんご…なんでこういうの買い忘れるのかな…)
私は頼まれたりんごとみかんを買って商店街をトボトボと歩く。
ふと目をやると、すれ違いに通り過ぎるカップルに目がいく。
(恋人…いいなぁ、私なんて、まだ恋すらしてないのに…)
通ってる学校は、女子校だから、出会いなんてない。恋もしてない。
でも、恋をしたら、きっとドキドキして、その人の事しか考えられなくなって、夢中になって、毎日が待ち遠しくなるのかな…
なんて
考えてしまう。