【極秘リング編】(完)
□4時35分…
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5、4、3、2、1…
35分…
「…来るぞ」
ズシィィィン!!!!!
いきなり激しい揺れが私達を襲って来た…!!
立っていられないくらいの激しい揺れ。
みんな倒れこんだ。
「うわぁぁ!」
「大丈夫ですか!?十代目?!」
私の目の前に大きな木が倒れ込んでくる。
『きゃあああ…!!』
頭を必死で抑える。
ザァンッ…!!!
『………』
「大丈夫か?ミキ」
倒れ込んで来た木を山本くんが真っ二つに切り倒す。
『あ、ありがとう。山本くん!
「どーいたしまして!」
山本くん凄い!
あんな大きな木をいとも簡単に切り倒すなんて…
やがて揺れがおさまり…
静かになった。
「み、みんな大丈夫?!」
「俺は大丈夫っす!十代目!」
「ミキも俺も大丈夫だぜ!ツナ!」
「リボ-ンも俺も極限に大丈夫だ!!」
「よかった…あとは前もって避難してる京子ちゃんやハル達が大丈夫かだよね…」
『町は大丈夫かな…』
高台となる並盛神社からは下の町並が少し見える。
大きな地震のせいで、
多分…
電気がとまったのか…
真っ暗だった。
「よし、ツナ達は逃げ遅れた奴らや救助が必要な奴らの救出へ行け。俺達は京子達の居る場所へ行くぞ!」
リボ-ンさんの掛け声で私達は二手に別れて
移動した。