ラプンツェルの後ろ髪
幻惑のお茶会に、ようこそアリス。
貴女の寂しさを、私が埋めて差し上げましょう。
さぁ、想像して・・・。
貴女の、その赤く麗しい唇に、小瓶の劇薬を流し込んで。
甘ったるい夢に、嘘に、騙されたフリをして。
寂しいでしょう?
不安でしょう?
ならば私の手を取って、その手で私の手に触れて・・・
私は貴女を愛して居ます。
アリス、誰よりも貴女を・・・貴女だけを、私は愛して居ます。
だから、さぁ、溺れてしまいましょう?。
その麗しい唇で、私に笑って、
私に騙されてしまいましょう?
貴女を愛せるのは、私だけですよ。
こんなに貴女を愛せる人は、私の他に居やしない。
嗚呼・・・だから、さぁ、この劇薬を、
喉から流して?。
アリス、此所では誰もが貴女の虜。
誰もが貴女を愛してくれる。
さぁ、アリス、お望みは・・・?
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