ラプンツェルの後ろ髪

□No.8
1ページ/1ページ

ご機嫌如何ですか?、アリス。


貴女の髪も、唇も、なんて愛しいのでしょう。


ねぇ、アリス。


その手に触れたい。


本日、少しでも・・・


私を想って下さいましたか・・・?


・・・・・・貴女にとって、私はどの程度の存在なのでしょう。


アリス・・・。


私を頼って下さい、


望んで下さい。


私無しでは生きられないと・・・


言って下さい。


私を


愛して・・・。


我儘は承知して居ります。


アリス、貴女の為に在る筈の私が、


貴女に何かを願うなんて・・・


許される事ではありません。


ですがどうか、


少しでも、私を想って下さいませ。


他の誰かに、


貴女を取られて、しまいたくない・・・。


愛して居ります。


アリス・・・。


愛しいアリス、私のアリス・・・。


・・・我らが、アリス。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ