作業療法士と理学療法士は、よく同じような職業だと思われがちですが、実際はアプローチの方法が少し違います。
例えば階段昇降なら、 理学療法士はその動作を可能にするか、代償、福祉機器の利用などを考えます。
作業療法士は、その人が階段を昇降できるようになれば、「外に出て買い物でもいってみようかな」と 思えるようにしてあげることが重要だと思うのです。
このように思えれば、訓練意欲もわき、回復の促進につながるかもしれません。
しかし、理学療法士が精神面を考えないでいるかというと、そうではありません。
理学療法士は、どうしたら患者さん・入所者さんが良い方向に向かうかを考え、実践しながら一緒に頑張っています。