用語解説

【ゆ】 3件

【雪平さん (ゆきひらさん)】
手入れを怠ったり、放置されて使われなくなった道具に憑くといわれる付喪神(つくもがみ)の一種。
雪平さんはその名のとおり行平鍋の付喪神で、貝殻に入るヤドカリのように、逆さに伏せた鍋の中に隠れて移動する。本体は正体不明だが、何本かの細い脚をもつ黒い生き物のような姿で、まんまるの目だけが鍋の下でぼんやりと光る。ちょっと不気味だけど、意外にも(?)可愛くて人気がある。
性格は穏和で、どちらかというと小心。人に見つからないように隠れて生活し、見つかると逃げ出し、捕まってもヤドカリのように引っ込んで動かない(よほど霊感が強くないと見えない)。人に害をなすような妖怪ではない。


【雪ん子 (ゆきんこ)】
雪女の子供ともいわれる、雪の精霊の一種。真っ白な着物を着た少女の姿で現れる。大人の雪女に比べて人を凍らせてしまうような攻撃性はあまりなく、子供のいない人間の老夫婦と仲良くなったり、心優しい精霊であることが多い。


【ユニゾン (ゆにぞん)】
ハルモニアとペアで行動する、使い魔のような存在。多くは動物(もしくは人間でない何か)の姿をしているが、人と会話することができ、当然歌うこともできる。ハルモニアにパートナーの歌い手がいる場合、ユニゾンがバックコーラスやパーカッションを担当することも。
モノフォニーのように大群(ストリングス)を連れているのは特異な例で、普通はハルモニア一人にユニゾンは一匹。



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