め-る★まがじん
□She Lover...
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キラが好き…
どうしようもないくらい
俺はキラを愛してる…
だが
俺がキラにその事を伝える事は永遠にないだろう…
だってキラは…
俺の血を分けた双子の妹だから
【She Lover...｡】
俺のものにならないのなら…
他の奴に盗られるぐらいなら
いっそのこと…
俺の手で汚してしまおうか…
そんな事を
俺は一体いつから考える様になったのだろう…
気が付けばもう俺はキラを妹としてではなく
１人の女として見ていた…
｢アスランッ?｣
｢…何だ?｣
こんなふうに無防備に
笑顔を向けているキラを抱きしめて今すぐキスしたい…
だが…
｢お母さんがご飯だって!…後っ僕､今日は委員会の仕事があるから先に行くよ?｣
俺達は兄弟…
そんな事が出来る筈がない…
｢少し待ってくれ…今すぐ行くから一緒に行こう?｣
｢うんっ♪｣
こんなにも近くにいるのに
俺はこの手に彼女を
抱きしめる事さえ出来ない…
何故…
神様は俺とキラを双子に…
それも男と女に産んだんだろう
キラが男なら
この気持ちを押さえる事が出来ただろうに…
何故…?
俺は男でキラは女なのだろう…
………何故？
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