あす×きら
□song☆princess
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「本当っ…この業界は嫌になる位厄介事が多いよねぇ…」
部屋に置いてあった雑誌を座りながらパラパラと捲り
苦笑混じりにそうラクスに言うとラクスはキラの隣に腰を下ろし柔らかく微笑み
「あらぁ…でもその方が楽しいじゃ有りませんかvV」
「君が楽しくても僕は楽しくない…」
雑誌から視線を移さないまま
隣のラクスに文句を言いながらもう一度目に止まった記事に
視線を移すとそこには
今もっとも苦手とする
“ZAFT”の名前…
しかもその記事の内容に自分の名が書かれていた事に
キラは驚き、記事を何度も読み
直していると記事の中身が
気になったラクスが横から記事を読み始める…
「ZAFTリーダーのアレックスがkiraへ愛の告白……」
まぁ…と
差ほど驚いてなさそうに
呟くラクスにキラは無言のまま立ち上がると
勢い良く雑誌をゴミ箱へと放り投げラクスはそんなキラの行動に驚きの表情を見せていた
「ラクス…」
「はぃっ?」
真剣な口調で自分の名を呼ぶ
キラにラクスはニッコリと微笑み
ながら返事をするとキラはワナワナと震え出し…
「僕は…っこれまでイロンナ厄介事を見てきたし……っその厄介事が僕に振り掛かって来たのも初めてだけどこんなにムカツク記事を見たのは初めてだよっ!!!」
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