NARUTOの間

□桃色の奇跡
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暖かい春・・・
大好きな春・・・貴方は、春が好きですか??


桃色の奇跡


ポカポカ陽気でとても気持ちのいいお昼頃、サクラは丘の桜の木に腰掛けて読書をしていた。
今日は忍務が昼過ぎからで、暖かい日差しに誘われかなり早めに来てまったりと過ごしていた

集合時刻まであと二時間程、少し早く出すぎたかなとも思いながらもでもいっかとまた読書に没頭しはじめた

上では見事なまでに咲いている一本の桜

三十分ほどして遠くから見慣れた黒い影が見えた
しかしサクラは気が付かない・・・

(あれは・・・サクラか??)

サスケはサクラに気づいたが、本に没頭していることが手に取るようにわかった
サスケはサクラとは反対側に腰掛けた
それでもサクラは気が付かない

(サクラ何読んでんだ??)

反対側に座ったが考えてしまうのはサクラのことばかり、サスケもポカポカの陽気に誘われてきた者の一人だった

「ん〜おもしろかったぁvVやっぱりこの小説最高ね」

(小説か・・・)

サスケがいるとも知らずに一人つい声が出てしまうサクラ

「この作品サスケ君にも薦めてみようかな??気に入ってくれるといいけど・・・」

(どんな小説だ??サクラが気に入ってるやつって)

「サスケ君・・・早く逢いたいな・・・」

(な//いきなり何言い出すんだ//)

「でもサスケ君、私のこと嫌いよね・・・うざがられてるし・・・」

(いえ嫌ってないから;;気づけよ!!お前以外皆気づいてるっつの!!)

「どうしよ・・・こんな桜の木みたいに綺麗だったら悩まなくってすむのになぁ」

(サクラ・・・)

「本人にはどうして伝わらないんだろう??サスケ君大好きだよって」

(///////)

そのときサスケはサクラの横に座った

「サっサスケ君!!/////いつからそこに!!???」

「ずっと前から///」

「まさか・・・今の聞いてた??」

サスケはサクラの腕を引っ張って自分の胸の中にサクラを抱き寄せた

「ちっ///さっきに言ってんじゃねーよ//」

「へ、えぇぇぇ////サ、サスケ君///それって///」

「何回も言わすな///」

そういってサスケはサクラの唇を塞いだ

軽く、そして深く・・・

「サスケ君vV大好きvV」

「知ってる///」

(ったく、こいつの本音をあんな風に聞いちまうとはな///)

(サスケ君にまさか聞かれちゃうなんて;;でも嬉しいから良いか♪)

これは桃色の花びらの起こしてくれたちょっとした奇跡なのかもしれない・・・

二人はただ桜の木の下でこれから歩む軌跡をも示してくれるのかもしれない・・・
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