短編

□四ノ宮兄弟
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『那月、砂月お誕生日おめでとう』


6月9日 今日は四ノ宮兄弟のお誕生日です。

私は2人のためにごちそうや、大きなケーキを作って2人を自分の部屋に招待した。


「わー!すごいごちそうですね!」

「ったく、お前は毎年すごいな」

『えっと!…その…あり、がと』


毎年2人ともすごく喜んでくれるからついつい作るのが癖になってる。


「さっちゃん!ご飯冷めちゃうので温かいうちに食べましょう!」

「あぁ、そうだな。じゃあ、食べるぞ?」

『こんなのでよければたくさん食べてください…』


私がこう言うと2人は行儀よく、いただきます、をして私の作った料理を美味しそうに食べ始めた。


「さっちゃん!さっちゃん!このドリア美味しいですよ!あーあ僕こんなお嫁さんが欲しいな」


不意にこんなことを言われ、飲み物を軽く吹いてしまった。


『な、那月!急に変なこと言わないでよ!』

「ったく、那月こいつはお前のじゃない。俺のだ」

『えっ!さ、砂月もどうしたの!?』


私の質問はスルーされてしまい双子は私をめぐってケンカを始めた。


『那月、砂月?』

「「どっちがいいか選んでください!・選べ!」」


うん。四ノ宮さんのを双子は今日もちょっとおかしいです。

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