謎の島
□船旅
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朝日がカーテンの隙間から僅かに顔を覗かせた。
僕は目をこすりながら起き上がる。
するとレイトン先生はもう起きて紅茶を飲んでいた。
「おはようございます、レイトン先生」
「おはよう、ルーク」
僕が小さく欠伸をすると、はかったかのようなタイミングでドアがノックされ扉が開いた。
「おはようございます。朝食をお持ちしました」
お手伝いさんはそう言って朝食を並べてくれた。
スコーンとスープ。それにゼリーがついている。良い匂いだ。
「では、何かあればご遠慮なくお申し付けください」
そう言って頭を下げるとバタンと扉を閉めて出て行った。