謎の島
□晴れの絵
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ルークは疲れていたようでベッドに入るとすぐに眠ってしまった。
私はそれを起さないようにドアをそっと開ける。
なるべく静かにドアを閉め私は薄暗い廊下を歩いた。
壁際には蝋燭が等間隔で立てかけられており夜中でも歩くのには困らない。
廊下を進んでいくと突き当たりに大きな絵が飾られていた。
手に持っていた灯りでそれを照らす。
その絵は、他とは種類が異なっており油絵ではなく水彩画だった。
晴天の空がキャンパス一杯に描かれている。
コトンと小さな音が後ろでし、声を掛けられた。