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□有り得ない話
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朝起きたら僕はヤナップになってました。

(え、何でこんなことになってんの?)

昨日はヤナップと一緒に寝たってことくらいしか思い浮かばないんだけどな。


隣にはすやすやと気持ち良さそうに寝ている僕、いや、ヤナップ(面倒だからここから先はヤナップと言おう)がいた。



それから暫くたっても現状は変わらず、認めるしかないとやっと決心がついたときだった。


ポッドが勢いよくドアを開けて僕の部屋に入り、まだ寝続けているヤナップを起こすべく肩を揺する。

するとヤナップは"うー"と唸り声をあげながらうっすらと目を開けた。


「いつまで寝てんだよ!!
もう開店の準備する時間だぞ!?」


半ば怒っている感じを読み取れるポッド。目をぱちぱちさせて意味がわからないという反応を返しているヤナップだったが、そんな様子には目も向けずにポッドはさっさと部屋を出ていった。


「早く来いよな!!デント!!」


『デント』

ヤナップに向かってポッドはそう言った。それは明らかに僕達が入れ替わっているということで…


「へ?」


部屋に残った僕達は完全に取り残されていた。





とりあえず部屋から出て厨房に向かうと既に服装を整えている二人がいた。


「今日は遅かったですね」

「いっつも一番早いのにな」


何かあったのではないかと心配そうにしているコーンと嫌味ったらしくヤナップを見て言うポッド。

謝ったり少しくらい言い訳をしたいけどあいにく僕は今ポケモンなんだよなぁ。
どうしようもなさに駆られていると、ヤナップが口を開いた。


「ご、ごめんなさい…ポッド、コーン」


さすがに本気で謝られると思っていなかったポッドは若干焦りを見せながら更に嫌味を続ける。


「素直にされるとなんか気味悪くn…」

言い終える前に僕はポッドにタネマシンガンを御見舞いしてやった。


「いっ、てぇーッ!!」


みごとに命中したタネマシンガンの威力は半端なかったらしい。あのポッドが涙目で叫んだから間違いない。

さあヤナップはどう反応するだろうか。


「へぇ、タネマシンガンって人にも効果的なんだね」

目をキラキラさせて興味津々に見つめている。

物凄く形相を変えたポッドがヤナップをぶん殴るまであとコンマ一秒。


「い、痛いって!!何するんだよっ」

案の定ヤナップは殴られていた。


「元はといえばお前が寝坊すっからいけねぇんだ!!」

頭上でガミガミと叱られているヤナップ。

ああ何か首が疲れてきた。そりゃそうだよね。
60pだもんね。


朝からこんな調子で1日いけるんだろうか。


ついたため息はポッドの怒鳴り声によってかき消されて聞こえなかった。





――――
リア友に言われたのがきっかけで書いたやつ

よく考えると有り得ないww
所々意味わからなくなってるけど、楽しかった←

続くかも
 

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