I.T.L

□第6戦【蘇る故郷の街】
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「どうしたトカゲ野郎!!お前らの相手は俺だ!!」


『生意気ヲ言イオッテ、小僧メガ…っ!!』


『マズ貴様カラ食ッテヤルッ!!!』


よし、全員俺に食いついた!


5体のトカゲは全員背中に背負っている馬鹿デカイ斧を取り出し、腕輪を盾に変換させた。


「(さっきの奴と全員同じか。なら都合がいい…っ!
こいつ等の弱点はもう知っている!!)」


ブンッ!!!

ドシャッ!!!


「フォックス!!退いてくださいっ!!!!」


「(もう術を放てるのか)わかったっ!!!」


ズザザザザッ!!!


俺は転んで、群れていたトカゲ達から離れた。


「今だセレン!!!」


「はいっ!!
…炎よっ!燃え盛れ!!
『フレイム』!!!」


ゴオオオォオォッ!!!


トカゲ達の地面から、炎の渦が出て来、トカゲ達を巻き込んだ。


『ウガアァッ!!?ナ、何ダコノ炎ハッ!!!』


『熱イッ、熱イイィイィッ!!!!』



当然、巻き込まれたトカゲは物凄く熱がっている。

このチャンスを逃すわけにはいかない。


「奥儀…っ、
全てを破滅に導け!爆炎断(ばくえんだん)!!!!」


剣に炎の力を溜めれば、剣は炎を纏った。


ブンッ!!!


炎の渦の中もがき苦しむトカゲ共に、力が溜まった剣で離れた場所から思い切り剣を振った。


バチッ!!!

ドオオォンッ!!!!


すれば、剣に溜まった炎の力は音速でトカゲ共に辿り着きそこで大爆発。


まるで導火線に火を点け、爆発させたように。







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