ブック13
□あいつは親友でライバルです！
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俺、アスラン・ザラには一つ年下の妹、ラクスがいる。
海外勤めの両親に代わり、小さい頃から家のことを二人でこなして今日までやって来た。
ラクスは妹であり、娘のようにも思う大事な大事な存在だ。
そんなラクスに、キラが惚れた。
アイツがいつ、一体どこでラクスを好きになったかは分からない。
そんなのは大した問題じゃない。
「それで、この式を当てはめれば…ね？出来たでしょ？」
「まあ、本当ですわ〜。思ったより、簡単なんですね！」
「あんまり難しく考えないほうが、案外出来るもんだよ。
はい、あと二問だけだから頑張って！」
「はいっ」
問題なのは、今までキラに見向きもしてなかった(むしろ嫌ってた)ラクスがだんだんとキラに打ち解けてきたことだっ！
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