ブック2

□My Holiday
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不格好なスキップをしていると、ラクスは大きな広場に出た。


ここならば、車を拾えるだろうかと周囲を見渡すと一軒の美容室が目につく。
店のガラスに大きなポスターが貼られており、女の人がにこりと微笑んでいる。



「………」



ラクスは自分の髪を見た。

美しい、薄紅色の髪。
腰まで伸びた、とても長い髪は、一度も短くしたことがなかった。







――カラン、カラン




「いらっしゃいませ〜」




ラクスは、導かれるように美容室に入る。




「あの!髪を切りたいのですけれど…!」












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