ブック5
□偽りの夢
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すべては、知るために。
この争いを止めるには、今何が必要なのか
私は何が出来るのか、何をすべきなのか。
それだけのはずだったのに…
いつの間にか、ユフィとしてこの場にいることが楽しくなっていた。
本当の普通の女の子みたいに街を歩いて、
『クレープ』というものを食べて、
ネコと仲良くなって。
私が笑うと、彼も笑ってくれる。
サングラス越しだけれど、その笑顔はとても愛くるしい。
ここは夢の中なのかと錯覚するほどに、優しくて楽しい空間。
でも、夢は必ず醒める。
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