ブック5

□first approach
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ユフィは突然ネコに話しかけて仲良くなり、
ショーウインドウのマネキンのポーズを楽しそうに真似し、
僕が大笑いをしたのに、拗ね、
クレープを僕の真似をして不思議そうに食べたりと、けっこう不思議な人だと思う。



でも、そんな一つ一つがとても面白くて、楽しくて僕は何度も何度も笑った。




お腹が痛くなるほど、目から涙が出るほど。


それまでの疲れがスウッと抜けてしまうほどに、彼女といた時間には不思議な充実感で満たされていた。




薄い青紫色の瞳はどこまでも優しさがにじみ、僕をその中に映す。
目が合う度に微笑みをくれる、その優しさが嬉しかった。














そんな彼女が、僕のために人を怒った。









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