ブック5

□first approach
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彼女とは、僕が釈放されてすぐの時に出会った。




『危なーい!!
退いて下さぁいっ!』


『えっ!?』




突然、空から落ちてきた女の子。
桃色の髪の毛が僕の視界を埋める。




なんの縁なのか分からないけど、僕は彼女の観光案内人として
“エリア11”と呼ばれる…かつての日本を歩き回る事になった。








彼女はユフィと名乗り、サングラスを外そうとした僕を制す。




『貴方は有名人なんですから…』




こんな少女でも、僕の事を知っている。
…“殺人犯”としてかな?


そう考えて、心を切られる様な痛みを覚える。





でも、ユフィは僕を
“枢木スザク”と知っていながら、ずっと微笑んでくれた。










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