ブック5
□麦わら帽子の預かり所
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「ナミ!聞いてくれ!ちょっと聞いてくれ!」
ちょっと必死なルフィにナミは引きつる。
「ちょっと落ち着きなさいよ!!」
バコッ!と、グーでルフィを殴る。
「何で殴るんだ!」
「ノリよ!」
「ノリか!」
ナミのちょっと理不尽なパンチ。『ノリ』で片付ける船長と航海士に、他の乗組員たちは
「「「うおい!」」」
と、一応ツッコンでみた。
「で、何?」
「あ!!そだった!大変なんだ、助けてくれ!!」
急に真面目に焦り出したルフィ。
あるものを、ナミの目の前に差し出した。
「どうしよう!破れた!」
そこには、ルフィの一番の宝物の麦わら帽子。
つばが三センチほど切れていた。
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