ブック5
□麦わら帽子の預かり所
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「ぎゃぁああぁあぁぁああっ!!!!」
あぁああぁあ―…
春、時々…冬。
まれに嵐。
そんな絶好の航海日和。
突如G・M号に響く、この海賊船の船長の悲鳴。
「うっさいわね!ルフィ!何なのよ!?」
バァァン!とドアを蹴り飛ばして出てきたのはこの船の航海士…ある意味『最恐』である。
「あ!ナミ!!」
ナミの姿を捉えたルフィは、涙混じりの声で呼ぶ。
それに一瞬ナミは戸惑った。
「なっ…何よ?」
ルフィは腕をビョーンと伸ばし、ナミの横に飛ぶ。
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