ブック4

□「こころの変化」 W
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カガリに海へ連れて行かれたキラは、
そこで潮風に当たり過ぎたせいか、その日以来風邪を引いてしまった。



「ごめん、ラクス。
大丈夫だから…ックション!」


「まあ、大丈夫ではありませんわね。」



心配気に眉を下げるラクスに、安心させようと微笑もうとするキラだがクシャミが邪魔をして上手くいかない。


それどころか、ラクスの眉は下がる一方だ。



キラは苦笑する。




「キラー、お粥作ったけど食べれるか?」



コンコンと遠慮がちにノックをする、アスランの声が聞こえた。



ラクスはキラの代わりにドアを開ける。



「あ、ありがとう。ラクス」


「いいえ」


ラクスは小さく首を振って微笑む。








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