ブック4
□「こころの変化」 U
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「お前“人と妖精”って、なんで区別するんだ?」
カガリは思った事を素直に告げた。
「私とアスランが、ラクスと仲良くしているのはおかしい事か?」
キラは、まるで今にも泣きそうな目をする。
「……だって、僕が見てきた他の町や国は…!」
―人と妖精は決して相容れない存在だ。
それが、幼い頃から言われてきたこと。
その証拠に、人は妖精を気味悪がり
妖精はそんな人をひたすら避けてきた。
どの町でも、どの国でもそう。
なのに、何故この町は…。彼女達は違う?
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