ブック4
□第二章 「こころの変化」
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「…トール…」
久しぶりに見た夢の優しさに、キラはすっかり慣れた柄の天井を見上げて
うっすら涙を流した。
彼が笑っている夢を見たのは、どれくらい久しぶりだろうか?
「…ごめんね…」
キラは、そう呟くと
枕に伝うまで流れた涙を拭いて起き上がった。
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