ブック3
□死に逝く鳥に愛の言葉を囁いて/V
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「急性……白血病…?」
病院に運ばれた彼女がいろんな検査を受けた。
倒れた原因は「貧血」
原因は…「急性白血病」
めまいがする。
「ラクスは…助かりますよね?」
震えた声で母さんが医者に迫っていた。
「助けてくれるんですよね!?」
医者が出した答えは
僕を
絶望へと落とした。
視界が歪む。
全ての感覚が、機能しなかった。
「……姉さん…。」
力なく呟いた言葉は誰にも届くことはなくて
涙が出た。
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