ブック3

□僕等のお家 7
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「ふざけるな!急用だと言うから来てみれば!何で俺がこんな事しなきゃいけないんだっ!!何でなんだぁぁあっ!!」



一呼吸で言い切るアスラン・ザラ(18)。


今だかつて彼のこの様な醜態を見た者がいるのだろうか。



フリフリのノースリーブの可愛らしいワンピース、見覚えのある桃色の長いウェーブの髪、僅かな化粧を施された整った顔。


はっきり言って超美人。


その身長の高さ、がたいの良さを無視すれば、目の前で必死に暴れている彼は立派な美人の女の人なのだ。



「………。」


シンは吐き気を覚えた。






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