ブック3
□僕等のお家 4
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カタカタカタ
カタカタカタ…
キラはモルゲンレーテにてパソコンとずっとにらめっこしていた
その瞳には怒りの炎を揺らしていた
今日と明日…
本来ならばラクスと二人きりのはずだった
バルトフェフドとシンはプラントへ
ステラとマリューはムゥの家へ
それぞれ2日は戻ってこない
だから、ラクスと二人きりの時間を満喫しようと思ってたのに…
突然の仕事
しかもとてもやっかいなプログラム…
「ラクスと二人きりなんて滅多にないのに!」
キラはぶつぶつ言いながらも物凄いスピードでプログラムを組んでいく
その速さに周りの作業員達は口をあんぐりさせていた
《…凄い…でも恐い…;》
キラは一刻も早くラクスの元に帰るため
鬼神の如くパソコンを叩いていた
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