ブック3
□僕等のお家 3
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『大人のお医者さんごっこ』
その意味をシンは解っている
キラがあんなにヘコんでいるのもちょっとだけ解る
なんせ《男の願望》みたいなものを拒否されたのだから…
…しかし
それをラクスに説明するのにはかなり抵抗がある
「…シン君…?」
遠い目をするシンが心配になって
ラクスは声をかける
シンはバッと立ち上がり、ラクスに告げる
「『大人のお医者さんごっこ』とは…“男のロマンです”!!」
「…へ?」
――間違った事は言ってない!
シンはその場から逃げるようにしてダッシュで去っていった
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