ブック3

□僕等のお家 1
3ページ/10ページ


キラとラクスが海に入って楽しんでいると、二人の周囲が何やらザワつき始めた

『もしかして、ラクス・クライン?』

『え?本物〜?』


今は活動していないとはいえ、ラクスはプラント全土の人気を誇っていた元・歌姫

彼女の回りにどんどん人が集まってきた


「まぁ…」

ラクス独特の、のんびり口調で周囲を見回す

そんなラクスの手をキラはギュッと強めに握った

「走るよ」


とラクスの耳元で呟くと、キラは走り出した
ラクスは驚きながらも、必死についていく


集まってきた人達は反射的に二人を追いかけだした




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ