ブック3
□僕等のお家 1
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―――海遊び当日―
快晴のもと、海では沢山の人々が楽しそうに遊んでいる
ただ一人、黒いオーラを発して微笑むキラと、そんなキラに睨まれビクビクしているシンを除いて…
「なんでシンとステラがいるのかな?」
キラは穏やかに、とても冷たい口調でシンに微笑む
「……笑いながら握り拳作んないでください」
シンの声が少し震えていた…
「あら、だって人数が多い方が楽しいじゃありませんか!ねぇ…」
ラクスが微笑む
ステラは嬉しそうに頷く
キラはラクスに気付かれないよう、深く溜め息をついた
「さぁ!泳ぎましょうか〜」
そう言いながら、ラクスとステラは水着の上に着ていたパーカーを脱いだ
『水着だぁ〜☆』
キラとシンは嬉しそうに二人を見る
ステラは、金髪によく似合う、白と水色のビキニ
「行こっ!シン…っ」
そう言いながらシンの腕を掴んで、大衆の中に消えていった…
ラクスは白と黄色の横じまビキニ
ラクスの白い肌によく合っていて、キラは見惚れていた
「キラ、私達も行きましょう?」
「うん!」
(二人きりじゃないのはアレだけど…ま、いっか♪)
キラとラクスは手を繋いで歩きだした
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