ブック2

□ハロの奏でるラヴソング
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《ハロー…ラグズ…!ミドメダクナイ!》



ラクスの部屋に着くと、ピンクのハロが二人を出迎えた。




跳ねる度、ガッチャガッチャと音を立てて。




「んー、…ネジでも外れちゃったのかなぁ?」


飛び跳ねるハロを手に持って、キラはベッドに腰を降ろす。
ラクスも心配そうにハロを見つめて、キラの隣に座った。



「キラ…」


「大丈夫だから、まかせて。」


「はい…っ!」





安心した様に頷くラクスに、キラは笑顔で返す。




キラは整備班から工具を借りて、作業しやすい様に上着を脱いで袖を捲った。






―カチャカチャ




静かな部屋に、機械音が響く。











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